ある督促コールセンター(クレカ等の期限来ているよor迫ってるよ。金振り込んでね♡って電話する所)
に配属された著者が悪戦苦闘するお話です。
ただ、作者の人柄なのか、職業上なのか、借金が払えない相手の人生、ガッツリ触れあうことはないからだと思うんですが、
ウシジマくんや、ナニワ金融道のような、えげつない気分にはならないです。
むしろ、明るい気分。いや。うーん。ほのぼの??するし、結構タメになる本だと思います。
教訓もあります。
いくらキツイ職についても、慣れればなんとかなるし、本人次第でそれなりの知識も身につくよねって内容です。
(まあ、作者。キツすぎて、紙パンツ常用しだしてて、かなりギリギリなようでしたが)
あと、なるほど!!と思ったのが、労働には3種類あって、
肉体労働。
頭脳労働。
んで、
感情労働があると。
肉体労働は文字通り肉体を、頭脳労働は頭脳を酷使するように、
感情労働は感情を酷使(抑制)するんです。
典型的なのは「客室乗務員」や、「集金人」だそうで、んで、この督促です。
んで、感情を酷使すると、心の病にかかりやすいそうです。
最近、鬱が増えてきたのも、多分、サービス業や、普通のお仕事の中にも感情労働の割合が増えてきてるからじゃないのかな?
と、ふと思いました。
日本のサービスとか、おもてなしとか、結構感情労働の塊な気がするんですよね。
そういや、僕も前の車関係のバイトしてた時、ヤ◯クザ関係の方、お見えになって、いろいろあったなぁ。(遠い目)
そんな事を思い出させてくれた、面白くてタメになる本でした。