二人ともロシアと因縁が深く、
タイプは違えど、知識人。
その2人がロシアについて色々話す本です。
佐藤優さんはロシアと因縁が深いのは知ってましたが、
五木寛之さんも、結構、相当因縁が深いんですね。
そこが驚きでした。
「蓮如」とか、親鸞とかの、宗教に詳しい人だとばっかり思ってました。
なので、おとなしいというか、じってしている文学家なイメージがありましたが、
全く違うので驚きました。(若い頃の写真が貴重です!!)
中学1年の時に、敗戦を平壌で迎えたのも驚きですが、
その後の活動の活発さも驚きです。
五木寛之さんの昔の著作も機会があれば読んでみようと思いました。
色んなロシアが語られてて興味深いです。
今のロシアの形の根元、第2次大戦後とか、ソビエト崩壊後とか、
そのあたりを実地感覚で知ってる2人の話は本当に面白いです。
そして難しいです(笑)
そっと本を閉じようと思ってしまいました。
僕は音楽の話は全くわからないんです。
それならまだ、「マルクスを仏教的に読解した」的な話の方がわかります(笑)
まあそれでも、不思議なおそロシアの根元が少しわかると思います。
あと、色んな面白そうな本や、絵、音楽も少し紹介されてるので、
興味がある分野でより、知りたいと思える本にも出会えるかもしれません。