昨日、走ってその帰り、本屋でこれを見つけました。
昔、「何となく有名作家の本を読む大会」を一人で開いてまして、
伊坂幸太郎部門で「死神の精度」と、この、「陽気なギャングシリーズ(2つ)」を読みました。
2つとも、とても良くて、「死神の精度」なんかは最後、泣きそうでした。
「死神の精度」も続編は出てるっぽいですが、ハードカバーなので、パス(笑)
これは価格も安いし、ハードカバーじゃなく、読みやすいので速攻買いました。
このシリーズ。ちょい異質な才能を持った4人が、銀行強盗を生業にしてるんですが、
そのさなか、色々巻き込まれたり、巻き込んだり。
コメディ色の強いサスペンス、あるいはミステリーって感じです。
昨日、「よし、今週かけて、ゆっくり堪能するぞ〜」と思ったんですが、
23時くらいに「どれどれ?」とページをめくっていって、
0時30分。気がついたら読み終わってました(笑)
うん。4人のキャラは、前作2つで、既に結構深く掘り下げられているので、
今回はとにかくテンポが良かった感じで、キャラの深層って感じのシーンはなく、
軽い感じでサクサクでした。
「男はつらいよ」的なシリーズに乗った感じかもしれません(笑)
ただ、結構前作から時間が経って、実際の本の中でも時間が経ってるようで、
「銀行強盗もう難しいっす!!」
とこぼしてたりして、最後の終わり方、ま、普通の終わり方なのかもしれませんが、
もう、「銀行強盗」って感じじゃなくなってきてて、一抹の寂しさをも覚えます。
今後、続くのか、続いたとしても「銀行強盗」は、無理ゲーな感じになるんでしょうかね。
世の中、なんだかんだ言ってもセキュリティーはしっかりしてきてるんですね。
もう、銀行強盗は成り立たないくらいに(笑)