観察・妄想日記

日々の出来事、ニュース、等を時に妄想をまじえながら書いていく日記です。

9人目 森博嗣「全てがFになる」

やっと読めたって感じです。

ミステリー。結構読んでる方なんですが、

なぜかこの人のだけは縁がなかったんですよね。

 

んで、こういうたくさん作品を書いてる人。

何を読めばいいか迷いますよね・・・。

 

この人の作品、テレビと相性がいいのか、

テレビドラマ化って作品もいくつかあるようです。

 

そのなかで、少し前にドラマ化されたと言われる(見てませんねん)

この作品を読みました。

 

うーん。やっぱり面白かったです。

引き込まれてあっという間に読んでしまいました。

 

犯人の見当は、わりかしすぐにつくんですが、

それでもいくつかパターンが考えられる事があって、

どんなパターンだろ??

と、楽しみながら読みました。

予想以上にシリアスで、シリアルなミステリーでした。

 

最初の方は、トンデモタイプのミステリーかな?とも思いました。

脳をコンピューターにつなげたんじゃなかろうかとか(笑)

 

にしても、ネットとか、パソコンとかの、ハイテクな感じのミステリーでもあるんですが、説明がすごくわかりやすいです。

改めて、「あ、これはこーゆー仕組みか・・」って納得しちゃう感じ。

 

んでも、この作品が1998年の物らしいですが、、、。

この時代で、このハイテクさを出すのって凄いと感じました。

 

と同時に、今、ハイテクを題材に作品書くのって難しいかも・・・・。

と思いますよね。

すぐに色々発展していってしまいますからね・・・。

 

個人的に好きな小話が、

人格形成の液体と固体の話です。

多重人格の話があって、

西欧では、色んな人格が固体となって、明らかな多重人格なんだけど、

アジア(日本だったかな?)は、色んな人格が液体となって、混ざり合うんだって話。

なーんか、なるほどなあと思ってしまってました。

 

結構分厚かったんですが、すぐに読んでしまいました。

なんていうか、全体的な流れとか、主人公たちのキャラとか、うまく言えませんが、美しい感じがしました。

 

また機会があれば続編読んでやろうと思います。