実は、タイムトラベルものかな?
と思って買ってみた本です。
実質、全く違ったんですが。
不思議な内容ですね。
会計監査人と、2人の中学生が大阪を舞台に活躍し、
やがて、不可思議なことに巻き込まれていくというお話。
題名から察せられる通り、秀吉の時代も関わっているんですね。
だから大阪にいる登場人物の名前が、いちいち戦国大名の豊臣に関わった大名の名前が多くて面白かったですよ。歴史マニア的には。
それでも全体的に不思議な感じの物語です。
読んでる途中、
「なんだこりゃ」
の連続かもしれません。
って作品を思い出しましたよ。
この吉里吉里人は日本の中に独立国家を作るって感じの作品だったんですが。
読み進めば読み進むほど、途中の「なんだこりゃ」
が違和感なくなり、最後に少し感動するって感じかな・・・。
そう、その辺、少し流れというか、作りが「吉本新喜劇」に似てるかも(笑)
うん。
この人、「偉大なるしゅららぼん」
とか、どっかで聞いたことある作品をも書いてるようですね。
やっぱりどちらかといえば、コメディっぽい作品が多そうだ。
分厚いですが、サラッと読めるし、読後感も最終的には軽いし、
この作品には恋愛要素もなかったし、(笑)
疲れた時に読むのにいい作家なのかもしれません。
あ、この「プリンセス・トヨトミ」のテーマは
親子、家族、地域、歴史、男女、
それらの絆って気がしました。
絆のお話が好きな人にはおすすめです。