テルマエロマエって漫画の作者です。
映画になりましたよね。
阿部寛の顔がイタリア人たちより濃かった!!で有名な映画です。
2は見てないんですけどね。
なんだろ。色々なメッセージとかもある作品ですが・・・。
作者の規格外っぷりに呆然とさせられます。
何て言おうかな。
作者の母親からもう規格外で、
シングルマザーで苦労してらっしゃる。
といっても楽器演奏者なのかで、なんかお金は大丈夫そうなんですよね。
作中でも 母が仕事で一人ぽっち的な記述は多かったんですが、
貧乏的な記述は一切なかったんですよね。
だから、僕にとってはエリートなんですよね。
作中の親娘は。
例えば、14歳で仕事(?)で行けない母親の代わりにヨーロッパの知人巡りをすると。
たった一人で!!
14歳でヨーロッパいける時点でエリートなんですが、
一人で行かせるところがスパルタですね。(母親が天然ぽいだけですが)
このエリートなんですが、やってることがスパルタ風。
この感じが常に付いて回ってます。
留学してても(エリート)現地で貧乏で死ぬほど苦しんでいると(スパルタ)
アマゾン川へ行って(エリート)ピラニアがいる川で泳ぐ(スパルタ?)
スパルタな目にあったり、自分でそう追い込んだりしてても どこか品があったり 余裕があったりするんですよね。この作者。
ま、そういう風に書いてあるにはあると思いますが・・・。
だから凄いっていうんでしょうかね?
それが血のなせる技なのか、なんなのか。
作者本人は「生きてるだけ!!」って感じなんでしょうね。
まあ、とにかく ただでさえの天才が努力して、手がつけられなくなるって感じの印象です。
その作者の源泉が 本であったりもしてて、いろんな本が紹介されています。
その作者がシンクロした作品を中心に。
色とりどりです。
いくつか「読もう」と思わせる作品も多かったです。
毛嫌いしてた三島由紀夫すら、「ちゃんと読んでみようか?」
と思わせてしまいます。
けっこういい意味で振り回される本でした。