何かで気になった作家だったんですが、
何を見て気になったのか完璧に忘れました。
んで、オーダーメイド殺人クラブ。
完璧な中学生の反抗期の物語でした。
ただ、女子目線の中学生物語が主なので その目線が新鮮でした。
その描写が(僕は男なので経験ないですが)すごくリアルでした。
あの甘っちょろさというんでしょうか?
どこか、子供特有の詰めの甘さや、見込みの甘さや、悩みのバカバカしさや、
まさに中2って感じです。
それでもその反抗期が見事に2人揃ってしまうと、
結構行き着くところまで行くんだなって話でした。
ま、少し粋がった少女が、サイコ系の死とかに憧れて、
少しアレな少年と偶然出会って、
少女が少年に「私を殺して」ってお願いする話です。
今まで誰も想像できなかった殺され方をして、伝説に残りたいってゆー。
本当中2な発想で、しまいにはそれを生き甲斐にしてしまう話です。
甘々な話なのに、何故か読み続けてしまう本でした。
やっぱり学校の描写がよく描かれてるからでしょうか。
学校を社会の縮図と考えてしまうには、やっぱり学校は窮屈すぎるよなって思いました。
やっぱりもっと学校の役割は減らすべきな気がします。個人的に。
昔、テレビを見てたとき、「35歳の高校生」だったかなあ。
それをチラ見してました。
とある人が見てたから僕も仕方なく見てた感じだったでしょうか。
そのドラマで、最終回、クラス制度をやめて 大学っぽく単位制度をやろうと学校側が動いてたんです。
それをその35歳の高校生のクラスが阻止したんですが、
僕個人的には単位制度の方に大賛成だったので、
おそらくハッピーエンドな最終回が、僕的にはバッドエンドに思った記憶があります。
ま、僕は中学、高校と、クラス制度で別に問題なく過ごしてましたけど・・。
幼馴染も出来て、良かったですけど・・。
クラス制度じゃなくても今の幼馴染さん達とは仲良く出来てたとは思いますが・・。
ま、そんな学校制度のいろんな問題を考えさせられたお話でした。