あるニコ生番組で紹介されてて、面白そうだったので買いました。
- 作者: アーノルドベネット,Arnold Bennett,渡部昇一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ま、そのままの意味。
時間を大切にしましょうってのがテーマな本です。
読んでて、単純にすごいなと思うのが、
これ、1902~1908年あたりに書かれたであろう本であること。
はい。100年以上前の本ですよ!!!!
でも面白くて、今の人の悩みに綺麗に当てはまってるわけです。
つまり、人って、100年前から悩みって変わってないことが多いんです。
これだけネットが発達して産業革命以来の大革命の最中にいると言われてる今ですら、
変わらない悩みが存在すると。
・みんな仕事に囚われている。
・好きな仕事をしている人は少ない。
ってことが書かれてるし、
どっかの文章では、
「道義上、忠実に働かざるを得ない職業としてのほかに、さらに別のこともやらなければならないという固定観念があって、そこから不満、焦りが生じる」
って、これ、たくさんの人が悩んでませんかね?(笑)
要は仕事終わったらリア充じゃないといけない、何かしないといけないって思い込んじゃうみたいなことだと思うんです。
ま、これを作者は「成熟した人の悩み」って言ってくれてますが。
肝心の自分の時間。時間を大切にしましょうってテーマの方ですが、
ま、ベタですよ。言ってる内容は。
言われなくてもわかってるわ!!って内容です。
でも!!そのベタな内容を、ここまでわかりやすく、ハッとさせられる内容で、まるで新しい知識を得たかのように感じさせてくれる本は初めてでした。
凄い表現の技だなあと。とにかく感心しました。
印象深かったのをいくつか。
何かの目標で動く時、
1・「動かないと上手くいくわけがない」
だけど、
2・「絶対に初めっから大きな変化を求めてはいけない」
(意気込みばかり高くなって、少しの変化で満足できなくなってしまう)
この2つをとにかく繰り返してた印象です。
作者の自戒とかなんでしょうか。
あ、も1つ印象深かったのが、
「朝の1時間は夜の2時間に相当する」
って話。うん。これもわかる。100年前からそーだったのかと思ったり。
自分の時間について、もっと大切にしてみたいと思った人は読んでみてください。
いい本でした。
ほどよく短くて、自分の時間が無駄にならない感じですしね(笑)
糧になるかは人それぞれかもしれません。
僕は、朝キッチリ起きるようにしようと決心しました(笑)