観察・妄想日記

日々の出来事、ニュース、等を時に妄想をまじえながら書いていく日記です。

【本】「第3のチンパンジー」 ジャレド・ダイアモンド

 

文庫 若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

文庫 若い読者のための第三のチンパンジー (草思社文庫)

 

 文庫化したのを読んでます。

本当はこの人の、「銃・病原菌・鉄」

を読もうと思ったんですが、何かまずは入門編でも読もう!!

と思って読みました。

 

まだ途中っちゃ途中ですが、

「サピエンス全史」

の前半部分と被る部分もあり、

(例えば、農業革命でかえって寿命が縮まった的なコトとか)

あ、これって生物学者の範囲とゆーか、そーゆーものだったんだなと、改めて思いました。

 

この作品の全体的なテーマとして、「人間と他の動物との違い」

があります。

違うと思われてる部分がそんな違わなかったり、

でもやっぱり違う部分があるけれど、

それは環境がそうだから。って感じがいろんなテーマで展開されてる感じです。

 

なんてゆーのかな。

性淘汰の話が印象に残ったので、

例えば、孔雀のオスが美しい羽でメスに求愛するんですが、

別にその羽があろうがなかろうが、種の生存そのものには何の関係もないどころか、

邪魔になります。

 

でも、メスもオスの美しい羽が好みなので、結果、美しい羽を持つオスが生き残っていくと。

そして、その性淘汰は、自然淘汰と同等とゆーか、それ以上に影響があるかも、ってお話。

 

簡単に書くと、生き残るってコトは、そーゆー偶然ってコトが多いと。

何かが優れてるとか、強いとか、そーゆーのとは関係無いんだって、

なんなら、全てただの偶然って書いてる、わりあいシニカルな感じが面白いです。

 

あと、いろんな動物の生態が知れて面白いです。

むかし、今もやってるのかな?

ダーウィンが来た的な、

古くは(笑)動物奇想天外みたいな、

そんな感じを楽しめるいい本です。