橘玲 「バカと無知」
宮口幸治「ケーキの切れない非行少年たち」
この2冊に共通するテーマがひとつありまして。
それが、ぶっちゃけて言うところの、
「バカは自分がバカであることにきづかない」
ってことです。
橘玲さんは、それについての民主主義の厳しさや、議論の難しさを述べていて、
一方、宮口幸治さんは、一見、社会に溶け込んでるため、自分がそれに気づかない分、苦しんで犯罪をしたり、ガチで悪いこととは思わず、罪を犯したりしてることを述べています。
なんか、この身も蓋もない事実。
たくさんの人にこれらの本が読まれて、この事実が一般化してしまうと、
バカを積極的に見捨てていくって社会になってしまっていくんだろーか?
って、なんか心配してました。
なんかね。「やっぱりバカは自分がバカに気付かない」
どう考えても僕自身にも当てはまりそうですからね・・・。
しかもこれの解決策ってのがどうも大変っぽくて。
橘玲さんの方は、まだ全部読んでないんですが、打つ手なさそうな事書いてますし。
宮口幸治さんの方は、(バカというより認知機能って言い方をしてますので)
認知機能を取り戻すというか、鍛えるトレーニングとかカリキュラムとか紹介されてましたが、まあ、根気がいる話ですよね。何より、その問題を抱えているって気づくのが難しいようですし。
それにしても「バカと無知」。
まだ途中ですが、身も蓋もない「そりゃそうか」って事例が多くて楽しいです。