観察・妄想日記

日々の出来事、ニュース、等を時に妄想をまじえながら書いていく日記です。

「権力の終焉」 モイセス・ナイム 読了!!

いや〜。長くかかった。

引越しで本読む時間ってか、ゆっくり本読む気になれなくて、結構時間かかりましたよこの本。

 

前に「途中!!」って感じで書いたと思いますが。

難しい本なので、簡単にまとめって感じに書きます。

興味があったら読んでみてください。面白いです。

 

権力をふるう人の力、期間、範囲などが弱くなってると。

それには理由があって、大きく3つの理由があると。

・More(豊かさ)

・Mobility(移動)

・Mentality(意識)

まあ、簡単に書くと、

めっちゃ豊かになって、食料とかに困らないから権力ふるう余地が少なくなって、

みんな移動が簡単になったから、土地に縛る感じの権力ふるう余地が少なくなって、

意識革命・・これが説明難しいですが、期待感。「やってもらって当然」的な感じになってきたってことかな?

 

んで、その具体例を色んな国の、色んな状況で説明されてます。

 

今の日本の政府とかよく「だらしない」と思われがちですが、

日本特有の現象じゃないってのがわかって面白いです。

 

んで、権力がウダウダになって行くと、利点としては、自由になり、選択肢が増えるって感じ。

まあ、今のグローバルな経済社会のいい面と同じって印象でした。

 

んで、リスクを5つ挙げてて、

・無秩序

・熟練の解体と知識の喪失

・社会運動の陳腐化

・集中力の持続時間の短縮

・疎外感

これと、「すべてを単純化する危険な輩に注意しないといけない」

が強調されてました。

これ、なんとなく、色々ニュース見てて思い当たる節があって興味深いです。

えっと、詳しく知りたい方は読んでください(笑)

 

ま、残念なことに、

「じゃどうするべ?」」

ってなって、結論が、

「なんらかの政治イノベーションが必要」

っていう、少しふわっとしてるところですかね(笑)

 

でも、今の世界の色んな現状が理解できるので、おすすめです。