少し立ち直って一冊を読む。
やっぱり日本人の日本語で書かれてる小説は1日で読めますね。
読みやすく書かれてるからかな〜。
まあ、話の内容としてはややホラーちっくなミステリーって感じでしょうか。
よくある、不幸な目にあった女の子が、その現状から抜け出すために、
殺人という手段に出て、
新たな現状を送るも、また不幸な目にあっていって、
殺人という手段に訴えて・・・。
って感じの物語。
んで、原因は母親の虐待で、その母親に似て行って、遺伝とゆーか、そういうものってあるんだなと思わせる。
その女の子も母親になり、かつて自分を虐待した母親にそっくりになっていって、
子供をかつての自分と同じような目にあわせ・・・・・・。
うん。まーそーゆー話だなと思わせて、
最後の最後にチラッとどんでん返しを用意されてるお話でした。
まあ、そのどんでん返しとかは、まあいいとして(笑)
凄いなと思ったのが、主人公の女性の不幸の追い込まれ方でした。
小学生時代、中学、高校時代。 高校中退から子持ち、結婚生活。
シングルマザー。
多分、今の社会の女性ならではの追い込まれ方。
それぞれ年齢、立場ごとに描かれていて、
うわ〜悲惨だな〜ってなります。
でもやっぱり、時が経つにつれて、不幸の追い込まれ方が、
「それ、お前が悪いだろ?」って感じに思ってしまいます。
やっぱりある程度の年齢になると、
不幸の逃げ方、他にあるだろ?って思ってしまうんですよね。
ま、実際にはそう上手くはいかないんでしょうけどね。
それにひきかえ、小学生時代の不幸は救いがないですね。
やっぱり子供時代の環境は閉鎖力が半端ないんですね。
学校、家。縛られてる強さが半端ない。
作者も、ホラーが好きなのか、表現がいちいちサラッとえぐいとゆーか。
そんなみんなお漏らしとか脱糞するか?とか思ったり、
(あ、食事中の方すみません・・・)
まあ、その辺のツッコミどころはあるんですが・・・。
これを読むと、本当、子供は大変だってのと、子供の環境がいかに大事かについて考えさせられるかもしれません。
少しホラーが入ってるかもな名作な気がします。