最高の独裁国家と、最悪の民主国家。
今日も今日とて三体読んでてびっくりしました。
まず、三体は中国の作家さんが書いてるようです。
登場人物に、チョイ役ですが日本人が登場します。
それなりの立場。防衛関係の人だったかな?(←読み返すのめんどい)
彼がなんと、「銀英伝」(銀河英雄伝説)を例え話に使ってました。
しかも、ヤン・ウェンリーの名台詞を!!
読んでて思わずニヤニヤしちゃいましたね。
銀英伝って中国でも有名なんだろーか??
それとも三体を読むような人は銀英伝も好きやろ?
って感覚で登場させてくれたんだろーか。
銀英伝。面白かったですね。学生時代の色々あるバイブルのうちの1つですね。
僕は三体に出てくるヤンの名台詞も好きですが、
今、なんか思い出したのは、ヤンとラインハルトのやりとりですね。
ラインハルトの国は、ラインハルトの独裁国家で、
すげー才能に溢れてるラインハルトは見事な内政、外交、軍事で国を栄えさせます。
ヤンは、民主国家でヤンも1軍人に過ぎなくて、
それでもラインハルト軍を追い詰め、あと1歩で討ち取るところまで行きますが、ウダウダな政治家たちの影響で、ついにラインハルト軍に捕まっちゃいます。
その時にラインハルトとヤンが話すんですが、
ラインハルトが独裁じゃない政治形態に超疑問を持って、
民主政治って自分で自分を貶める政治形態なの?
みたいなことをヤンに聞きます。
ヤンはそこまで言われるのは良くない的なことで、軽く反論するんですが、
確か歯切れは悪かったかも・・・。正確には思い出せませんが・・・。
とにかく、この作品の数あるテーマの1つだった気がします。
独裁国家。悪いようなイメージがあるけれど、トップに立つ人がパーフェクト人間だったらどうだろ?
民主国家。いいイメージがあるけど、あまりにウダウダな人間たちだったらどうだろ?
どっちがいいんだろ?
って。
それでも民主国家がいいんだって。そんな部分がちらほらあった気がします。
でも今、シンガポールや中国とか、
経済がうまくいってる国は、アメリカとかのいい部分を真似しながら、
アメリカの悪い部分を決して真似してない。
その悪い部分が民主主義だ。
みたいな話も何かで読んだ事があります。
コロナとかも、そっちの方が抑えられてたりしてるかもなと・・・。
そんなことを思い出しながら、
それよりもシンプルに三体、面白いな〜と。
週末・・・。土曜は仕事なので、日曜、月曜の連休、一気に読んじゃいそう(笑)