本1冊目 「国を救った数学少女」
こんな本を読みました。
なんとなく読みたかったんですが、
機会がなくて。
ところが、某ブックオフっぽい所でかなり格安で売ってたので思わず購入。
一気に読みました。
なんでしょうね。
ノリがまるでひと昔前のライトノベル的な。
あ。ひと昔前といっても、単純に最近おライトノベル読んでないからわからないだけなんですが・・・。
面白かったです。
完全なコメディなんですが、歴史的事実が舞台です。
お話に出てくる首相とかは多分、実名だと思います。
実際の歴史上の出来事からこんな事をよく連想したなあってお話です。
で、やっぱり僕は実際の歴史上の話に惹かれるんですよね。
その辺を読んでて改めて思うのが、やっぱり黒人とかの差別がなくなったのってほんの1世代前くらいなものなんだな〜。歴史が浅すぎるな〜。って所です。
今の欧米の方々の過激なまでの人権思想って、過激なほど差別しまくってた事の逆反応って感じなんだなってつくづく思います。
舞台は最初は南アフリカなんです。年代は1970年代。
アパルトヘイトの真っ只中。
ちょうど、マンデラさんがテロリストとしてどっかの島に流されたのかしてる時。
やがてマンデラさんが南アフリカの大統領になる1994年あたりまでの話がメインで、
2010年くらいまでのエンディングと、約40年にわたるお話。
ある意味大河コメディです。
最初の方は、人が死にまくるんですよ!!。
コメディたっちにしてますが、それにしても死にまくるなあと。
その辺、少し引いちゃうんですよね。
ところが舞台がスウェーデンになり、時代を経るにつれ、人があまり死ななくなります。
差別、人権が穏やかになるにつれてそうなっていった感じもしました。
まあ、それでも数人は不幸な死を遂げるんですが・・・。
それでも序盤の死にまくった経緯があるので、こちらは最後まで結構ドキドキさせられて、
それは良かったんですけれど。
あとは、キャラクターが個性的で、
特におバカキャラの描き方が秀逸で、読んでて楽しかったです。
うん。綺麗にすっきり読めた作品でした。
タイトルだけ。「国を救った」のか?とは思いましたが(笑)
なんかね。少しマッチポンプな気がしたんですけどね(笑)
ほんと。感想書くのが難しい作品な気がします(笑)