「若きウェルテルの悩み」
読み終わりました〜。
何てゆーか、そのままのお話で。
ざっくり、バッサリ冷たい感じで見てしまうと、
前にも書いた、そのまんまの話で、
思い込みの激しい青年が、婚約者のいる女性、後に結婚した女性に入れ込みすぎて、
病気みたいになっちゃって、自殺しちゃうお話でした。
ストーカーとは違うんですよね。
ってのは、女性も基本、別に2人きりじゃない場合がほとんどだったと思いますが、普通に会って、別に女性も会うの、拒否らなかったですからね。
でも、やっぱまずいなって女性が思ってやんわり、そっちゅう会いにこられても困るって言われて、そう、初めて言われたのを引き金に、青年は絶望して死んじゃうんですが。
なので、ほんとーに純愛って感じで。
物事、純すぎると大抵上手くいかないもんですからね。
折り合いつけていくもんですが、
彼はもうそれが考えられなくなっちゃったんですよね。
その純なパワーってのを、とにかく見せつけられる小説でした。
それこそ芸術だなって感じたんですが。
手紙でだんだんその純なパワーに青年が押し潰されていく様子。
読んでいくのが痛々しかったですね。
でも、ま、正直、ここまでのパワーはないにしても、
こーゆー純な気持ち、自分にもちょっとあったなって、
それがさらに読むのを痛々しくするのかもしれないですが。
人によっちゃしんどくなるかもですが、読んでみるのもいいかもです。
あ、ちなみにその婚約者の女性の名前、ロッテってゆーんですが、
あの、お菓子のロッテの元ネタ?モデル?だそーです。
まあ、今だと受け入れられないかもですけどね。
「なぜそんな執着するの?」
とか、「病気やん」とか、「次いけ、次」
とか思われるんでしょうが、
でも、こーゆー、本来持っちゃってる純な気持ちってのも、
たまには大切にしなきゃないのかなとは思いました。