マット・リドレーさんの面白いところ。
色んな事を根本から考えて、何か納得させられてしまう巧みさが凄いなと思います。
・都市、都会にに暮らす方が地球環境に優しい。
都市の住人の方が、田舎の住人よりも取るスペースは狭く、
エネルギーも少なく、効率的で、自然の生態系に充てる影響は小さい。
田舎暮らしは本当は地球にやさしくない。
今の過疎化、下手すりゃ一人のためだけの公共工事とか考えるとなるほどと思います。
・中国の一人っ子政策のあたりの時代の、人口爆発に対する世界的な恐れはすごかったんだなと実感。
貧しい国で赤ん坊を無理に生かしておくことは、人口問題を悪化させると考えられていて、赤ん坊を救うべきだと講演した人は、
「そんな子供を救っても、大人になったら飢えるだけでは」
と言われたりしてたそうです。
実際は、子供を救った方が、人は家族の人数を減らす。
まあ、経済が発展するってことなんですが。
今は、奴隷がいなくなったのは、単に産業革命とかで人力よりも安いエネルギーが手に入ったからだという、身もふたもない話になっています。