やっと読めたって感じです。
ミステリー。結構読んでる方なんですが、
なぜかこの人のだけは縁がなかったんですよね。
んで、こういうたくさん作品を書いてる人。
何を読めばいいか迷いますよね・・・。
この人の作品、テレビと相性がいいのか、
テレビドラマ化って作品もいくつかあるようです。
そのなかで、少し前にドラマ化されたと言われる(見てませんねん)
この作品を読みました。
うーん。やっぱり面白かったです。
引き込まれてあっという間に読んでしまいました。
犯人の見当は、わりかしすぐにつくんですが、
それでもいくつかパターンが考えられる事があって、
どんなパターンだろ??
と、楽しみながら読みました。
予想以上にシリアスで、シリアルなミステリーでした。
最初の方は、トンデモタイプのミステリーかな?とも思いました。
脳をコンピューターにつなげたんじゃなかろうかとか(笑)
にしても、ネットとか、パソコンとかの、ハイテクな感じのミステリーでもあるんですが、説明がすごくわかりやすいです。
改めて、「あ、これはこーゆー仕組みか・・」って納得しちゃう感じ。
んでも、この作品が1998年の物らしいですが、、、。
この時代で、このハイテクさを出すのって凄いと感じました。
と同時に、今、ハイテクを題材に作品書くのって難しいかも・・・・。
と思いますよね。
すぐに色々発展していってしまいますからね・・・。
個人的に好きな小話が、
人格形成の液体と固体の話です。
多重人格の話があって、
西欧では、色んな人格が固体となって、明らかな多重人格なんだけど、
アジア(日本だったかな?)は、色んな人格が液体となって、混ざり合うんだって話。
なーんか、なるほどなあと思ってしまってました。
結構分厚かったんですが、すぐに読んでしまいました。
なんていうか、全体的な流れとか、主人公たちのキャラとか、うまく言えませんが、美しい感じがしました。
また機会があれば続編読んでやろうと思います。