読みました。
アンパンマンの作者であり、
「手のひらを太陽に」の作詞家?である人です。
いや、アンパンマンの作者で、わりと高齢になってからアンパンマンが売れたってのは知ってましたが、
背景を読んでると、すごいとゆーか、凄まじいとゆーか。
戦争に行った人なんですね。
その辺、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者の水木しげるさんと同じような背景ですね。
水木しげるさんは片腕を無くしながらも確か90歳以上まで生きて、
やなせたかしさんも上海で餓えと戦いながらも90歳以上まで生きて。
生命力の強い人ってなんなんでしょうね。
まあとにかく、やなせさん。
この戦争の時の餓えが本当にキツかったようですね。
なのでアンパンマンは困ってる人に食料を与えるようです。
で、なぜわざわざ顔を食べさせるかってのも作者の哲学があって、
「正義を行おうとすれば、自分も深く傷つくものだ。でも、そういう捨て身、献身の心なくして、正義は決して行えない」
だそうですよ。
かっけーですね。
で、正義は正義で、作者は痛い目にあってて、
正義を抱えて行った戦争。戦後にはその正義がまるっきり違ったものになったとゆーね。
なので、作者なりの確実な正義ってのを考えると「献身と愛」だそうです。
他にも色々ありますが、
その作者の考え、伝えたいこと、
それを作品にこうやってつなげていくんだと、
作品の細部にこうも作者の魂が乗っかってるんだなって感動しました。
これからアンパンマンを思いっきり深く見ることができそうです。