観察・妄想日記

日々の出来事、ニュース、等を時に妄想をまじえながら書いていく日記です。

最近の2冊。

橘玲 「バカと無知」

宮口幸治「ケーキの切れない非行少年たち」

 

この2冊に共通するテーマがひとつありまして。

それが、ぶっちゃけて言うところの、

「バカは自分がバカであることにきづかない」

ってことです。

 

橘玲さんは、それについての民主主義の厳しさや、議論の難しさを述べていて、

一方、宮口幸治さんは、一見、社会に溶け込んでるため、自分がそれに気づかない分、苦しんで犯罪をしたり、ガチで悪いこととは思わず、罪を犯したりしてることを述べています。

 

なんか、この身も蓋もない事実。

たくさんの人にこれらの本が読まれて、この事実が一般化してしまうと、

バカを積極的に見捨てていくって社会になってしまっていくんだろーか?

って、なんか心配してました。

 

なんかね。「やっぱりバカは自分がバカに気付かない」

どう考えても僕自身にも当てはまりそうですからね・・・。

 

しかもこれの解決策ってのがどうも大変っぽくて。

橘玲さんの方は、まだ全部読んでないんですが、打つ手なさそうな事書いてますし。

宮口幸治さんの方は、(バカというより認知機能って言い方をしてますので)

認知機能を取り戻すというか、鍛えるトレーニングとかカリキュラムとか紹介されてましたが、まあ、根気がいる話ですよね。何より、その問題を抱えているって気づくのが難しいようですし。

 

それにしても「バカと無知」。

まだ途中ですが、身も蓋もない「そりゃそうか」って事例が多くて楽しいです。

 

 

 

 

「繁栄」 メモ その5

マット・リドレーさんの面白いところ。

色んな事を根本から考えて、何か納得させられてしまう巧みさが凄いなと思います。

 

・都市、都会にに暮らす方が地球環境に優しい。

都市の住人の方が、田舎の住人よりも取るスペースは狭く、

エネルギーも少なく、効率的で、自然の生態系に充てる影響は小さい。

 

田舎暮らしは本当は地球にやさしくない。

 

今の過疎化、下手すりゃ一人のためだけの公共工事とか考えるとなるほどと思います。

 

・中国の一人っ子政策のあたりの時代の、人口爆発に対する世界的な恐れはすごかったんだなと実感。

貧しい国で赤ん坊を無理に生かしておくことは、人口問題を悪化させると考えられていて、赤ん坊を救うべきだと講演した人は、

「そんな子供を救っても、大人になったら飢えるだけでは」

と言われたりしてたそうです。

実際は、子供を救った方が、人は家族の人数を減らす。

まあ、経済が発展するってことなんですが。

 

 

今は、奴隷がいなくなったのは、単に産業革命とかで人力よりも安いエネルギーが手に入ったからだという、身もふたもない話になっています。

 

 

マット・リドレー 「繁栄」 読書メモ 3

・交換と専門化。

これが繁栄の源。

紀元前の世界も想像以上に広範囲でそれが行われていた。

創造性、思いやり、ルールやツール、信頼、市場。

それらが、交換と専門化によって生まれた。

 

都市も交換と専門化によって生まれ、その逆じゃない。

国は基本、それを妨害し、縮小させることが多い。

国が長く続くと特に。

政府の失敗は簡単に繁栄を失わせると。

怖いですね!!

 

マルサス

マルサス人口論

人が増えすぎて、食物が足りなくなる事を書いているようです。

だけど、交換と専門化によってイノベーションが起き、食物の生産の効率が半端なく上がったため、マルサスの計算は今のところ杞憂に終わっている話。

 

石油がなくなるっていう話に似ているなと。

 

おそらく、しばらくそんな話の具体例が羅列されてる感じ。

 

具体例がどれも面白いですが、記憶には残りにくいかもです。

 

 

 

 

痛風っ!!!!!!!!!!!!!

痛い。左足の親指の付け根から半径3センチあたりが超痛い。

 

なんか、痛いな~って仕事終わり。

2日前の帰宅中になんか、だんだん痛くなってきて、足を引きずって帰宅したんですが、次の日の朝からもう、めちゃ痛。

昨日は一切歩けませんでした。

いや、理由はわかってますし、いよいよ来たか・・・。ってなってるんですが。

痛風よりも、尿管結石でくるだろうな~って思ってたのでメッチャ意表を突かれました。

尿管結石、20年前に初体験。

のたうち回りながら病院へ行きました。

10年前。2度目の尿管結石。

これには冷静に救急車を呼び、対処しました。

それから10年。

そろそろ3度目の尿管結石だ!と思い、特に水はしっかり飲んでたんですが・・・。

まさか、痛風の方へいくとは・・・。

 

尿酸対策、何もしていなかったんですが、これを機にまた色々努力はしてみようと思ってます。

 

考えられる理由。

①最近、肉ばっかり食べていた。

妻が悪阻で、食欲がないが、焼き肉、牛タン、しゃぶしゃぶ系は食べられるので、僕もそれにつられて肉ばっかり食べてたからかもです。

②豆類。なんか、最近、おやつにミックスナッツ系ばかり食べてました。

気まぐれというか、マイブームというか。

で、そればかり食べてると、いつも体調がおかしくなるんです。

きっと、合わないんでしょうね。僕的に。

③仕事が忙しくて、水分をしっかりとっていなかった。

きっと、これが一番の理由な気がします。

 

特に医者には行ってないですが・・・・。

20年前、医者に行って、尿酸値を下げる薬を飲み続けていたんですが、

10年前、普通に2回目の結石になって以来、飲んでないんです。

 

今日は少し歩けたので、明日は普通に仕事行ってみるんですが、

無理なら素直に医者行こうかな・・・。

 

尿管結石の方がもだえるほど痛いですが、歩けないのはつらいですね。痛風

痛さがやっぱり通常の痛さとは違って、力が入らない痛さなので、どう頑張っても歩けないですね・・・。

 

 

マット・リドレー 「繁栄」 読書メモ 2

・初めて他の人間集団と交換を行った人間は勇気がある。

通常、人間集団と、ほかの人間集団は殺しあったり、暴力を伴うから。

恐らく、最初に物々交換を行ったのは女性ではないか説。

 

・自給自足してる集団は、基本孤立し、停滞する。

各地の今も残っている少数の民族。狩猟民族とか。

周りに交易相手がいないし、技術の継承がうまくいかないので、

かえってテクノロジーが退化していると考えられるとのこと。

 

江戸時代の日本もそんな感じなんだろーか。

オランダとは少し交易してたとはいえ、鎖国して260年くらい停滞。

これくらいの停滞でも、独特の文化が出来るのが面白いなと。

 

・数の暴力。

交換、専門化にはやっぱり人口が多い方が、結果テクノロジーイノベーションが起きやすいと。

 

・このあたりから、人の交換に対する行動について。

最後通牒ゲーム。囚人のジレンマ

交換、交易の難しい条件が、いかに相手を信用するか。

それをこれらのゲームで探る。

すると、豊かな人、経験のある人ほど、相手を信じる行動に出るようだ。

人は、相手を信用できるかどうか、割としっかり見極めている。

 

こんな感じ。

 

明日も仕事ですが、池袋。

帰り、ハロウィンで騒いでる人たちがいないことを祈ってます。

 

 

 

 

 

マット・リドレー 「繁栄」 読書メモ

今のところ、まだまだ読書途中です。

もう分厚い本なんで。

文庫本で600ページあるんですよ。

しかも、じっくり読んでて、難、面白いので、パッパッと読めないんですよね。

 

・人類の石器を見てて、10万年ほど(もっとかもしれません)石器の形がほぼ何も変わっていないことに注目してました。

今なら、少なからず改良を重ねるはず。

人類は基本、何の変化も希望しない生き物ではないか??

 

・ライオンが狩りの本能備わってる感じで、同じ石器を作り続けたのではないか。

 

・今みたいに人間が、変化しまくって、身体の変化が追い付いていないのはレアすぎる。今の現状がおかしすぎる。

 

・なぜ、こうなったのか?

 

・交換と専門化。これが繁栄の源泉ではないか?

 

・他の生き物も、人間特有と思われる、言語、道具を使うってのはあるけれど、

血縁関係以外の人間、グループと交換するのは、人間にしか見られない。

 

・互恵、(毛づくろいみたいな)ではなく、全く別のものを交換(食べ物と綿花みたいな)するのは特殊すぎる。

 

今のところはこんな感じ。

 

石器の形が変わってない所に注目するの、面白いなと思って読んでいます。

アイデンティティが瓦解した日。

生きていると、色々な知識が身に付きます。

これはこうなんや。これはこうだからや。とか。

それが自分の中の常識になっていきます。

 

先日、その中の一つが瓦解する出来事が起こりました。

それは遺伝子に関することなんですが・・・。

人間は遺伝子半分、環境半分って話を、YouTubeが何かで聞いてました。

体型なんかは遺伝子がめっちゃ強いって事を知りました。

で、その例えとして、韓国の徴兵制について話してました。

韓国の徴兵制は、確か2年と長いんですよね。

その間、みんな同じ生活、食事をしているが、やっぱり太ってる人は太ってる。

これこそ遺伝子のなせる業だ!!

みたいなことを語ってて、すごく納得しました。

もう確かに!!って思って、だれか人に話す機会があればどんどん語っていこうと思ったくらいです。

幸いそんな機会も相手もなかったんですが・・・。

要はそれくらい、僕の中で染みこんでた知識でした。

 

先日、GYAOを見てました。

なんか、太ってた人がどれくらい痩せてイケメン、美女になったか?って番組でした。

凄いですね。痩せる努力。

で、日本人版と、韓国人版があり、韓国人版を見ていた時のことです。

最初、何故太ってた、太ったか?ってのをやってるんです。

子供のころから大食いだったとか、そんなやつです。

韓国人版の一人のVTRを見ているとき、

「徴兵制に行ってきて、帰ってきた彼はさらに太った」

「なぜなら、徴兵制での食事は、ご飯のお代わりが自由だからだ!」

 

・・・・・。

え?????

あ?そうなん??

 

あの韓国の徴兵制は同じ生活、食事じゃなかったのか?

それじゃ遺伝子、関係なくない??

まあ、ご飯お代わりしまくるのも遺伝子の業かもしれないが・・・。

 

科学とか知識とか、奥深いですね。

色んな事が日進月歩で移り変わる時代。

最近、フェイクニュースの質(?)も良くなってるし、

地球が平らって思う人たちが現れるのも何となく納得した日でした。

ってか、地球が平ら族って、あれも冗談なんでしょうかね?

それとも真剣にそう思っているんでしょうかね?

まあとにかく、情報が無限に氾濫してる今って、やっぱり面白いですね。